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日産AD ドアスピーカーの交換

日産ADのドアスピーカーを交換した記録です。

使用したのは以下のものです。

パイオニア カロッツェリア 高音質インナーバッフル スタンダードパッケージ UD-K512
カスタムフィット 17cm2ウェイスピーカー  TS-J17A

「誰でも簡単に、手軽に取り付け」との惹句でしたが、はてさて、どうでしょうか?

door_01.jpg

フロントドアの内張りです。
フルトリム・樹脂の一体成型品です。
ドアポケットは便利ですが、ペットボトルが入れられるようになっていれば、更に便利なのに、と思います。

外せるものを全て外してから、内張を外します。
ウインドレギュレータのレバー(手回しレバー)は、Ω形状のバネを、細いものを差し込んで外します。
窓ガラス全閉時のレバー位置を覚えておきます。


IMG_2051.jpg

ドアオープナーレバー周辺です。
逆C字型のベゼル?を取り外します。
パネル外しツールを、レバーとのすき間に差し込んで、引っ掛かっているツメを外せば簡単に外れます。
ドライバーのような固いものでコジるようなことをすると、割れたり傷がついたりしますので、ご注意!


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取り外した「ベゼル」の内側の様子です。
矢印のところが引っ掛かって、固定されていますので、これを外せばよいわけです。


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ベゼルを外した後の、ドアオープナーレバー周辺です。
ベゼルを固定するツメが見えます。
レバー周りの灰色の樹脂パーツは、外さなくてもとりあえず大丈夫です。


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ドアミラー裏側の、室内側カバーも取り外しておきます。
これがついたままでは、ドア内張を外すことができない構造です。
ここでも、例のパネル外しツールが活躍します。
手で無理に引っ張ると、樹脂クリップを破損したり、クリップ取り付け部が割れてしまったりします。


IMG_2071.jpg

カバーを外したあとの様子です。
さっきのクリップは、ここに嵌まっています。


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ドアの引き手部分(黒い樹脂)を外したところです。
スクリューネジを外しても、後方と側方のツメで引っ掛かっていますので、これを外してやる必要があります。
適当に、前や横から揺さぶると、位置決めの樹脂ピンが折れてしまいます。
慎重にツメを外すことがポイントです。


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取り外したドア内張の写真です。
10箇所もある、内張固定用の樹脂クリップを、順番に外し、窓ガラスを下げて、持ち上げて外します。
実はこれが大変で、かなり固いので、パネル外しツールを差し込んだだけでは外れず、差し込みながら内張全体を強引に引っ張るようなことをしないと、中々外れてくれませんでした。
内張を外してから、ドアオープナーレバー周りの樹脂部品を外しておきます。


IMG_2076.jpg

内張を外したあとの、ドア内側の様子です。
新車だから、とてもキレイです。
要所々々に、クッションや不織布が貼り付けられ、ビビリ音対策がなされていることが分かります。


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内張を外すと現れる、純正のドアスピーカーです。
まさに「紙」としか言いようのないものです。
厳しいコスト管理がなされた結果ですね。
スピーカーコードは、必要最小限の長さしかなく、しかも実に「か細い」もので、これを転用することには不安を感じます。
スピーカー自体は、クラリオン製でした。


IMG_2080のコピー.jpg

UD-K512をドアに当てがったところ、ドアパネルとの間にすき間が出来てしまうようです。
したがって、説明書どおりに裏側(ドアに当たる面)に付属のクッションテープを貼りつけます。
UD-K512自体は、ドアパネルにボルトとナットで固定するのですが、純正スピーカーの固定がスクリュービスでなされていたせいで、ドアパネル内側に鋭利な「バリ」が出ていて、うかつに触れると切り傷ができそうです。
また、バリをそのままにしておくと、ナットがうまく締まらないので、細い丸棒ヤスリでこすっておきます。


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TS-J17A(スピーカー本体)を取り付けたところです。
説明書どおり、スピーカー裏側に付属のクッションテープを貼り付けておきます。
トゥイーターユニットは指向性を持っており、回転させて向きを変えることで、高音域がリスナーの耳に届きやすいようにセットできるのですが、調整範囲が狭く(約90°)、スピーカー本体の取り付け方向には注意が必要です。
TS-J17Aは、様々な車種に取り付けできるよう、いろいろな種類のケーブル変換コネクターが付属されているのですが、日産ADにはどれも合いませんでした。仕方ないので車両側コネクターはケーブル途中でカット、付属の黄色い「結線材料」で繋ぎます。
スピーカーケーブルの引き回し方も悩みました。一番良い結論かどうかわかりませんが、スピーカー裏側から、ガラス面スレスレを配線し、ガラスの上げ下ろしで引っ掛からないよう、樹脂タイで固定しました。
また、スピーカー取り付けネジも実に種類豊富なので、説明書どおりに取り付けようとすると、「ノギス」でネジの種類を判別する必要があります。
ネジの包装が、いろいろなネジが一緒くたに入っているので、選び出すだけでも一苦労、目視では判別し難い、似通ったネジばかりでした。


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頭を悩ませたのが、「高品位クロスオーバーネットワーク」の取り付け場所。
説明書に書いてあるような、都合の良い場所はなかったのです。
結局、無理やり樹脂タイを通して、両面テープと合わせて固定することができました。
窓ガラスの上下に支障をきたさず、配線も安全に引き回せる場所は、ここしかないと思います。
黄色い「結線材料」は、ビビリ音の原因になりそうだったので、付属クッションテープの切れ端で固定しました。


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最後に、付属の「すき間ふさぎスポンジ」を貼り付けて、完了!!
ドア内張の取り付けは、取り外しの苦労を思えばウソのように簡単で、自動車は「いかに容易に生産できるか?」が設計上の重要ポイントであることが理解されます。
ドア引き手のスクリューを締めること以外、工具なしで「ぱん・ぱん」と嵌め込むだけです。


苦労の甲斐(投資の甲斐?)あって、当然ながら純正スピーカーとは雲泥の差の音が出ます。
音質には好みもあるかと思いますが、低音域の量感もあり、スピード感もある音質ですが、基本的には、ごくまろやかな音質で万人向けだと思います。音が割れにくいので、知らず知らずのうちに音量を上げすぎてしまうことがあり、安全運転のためには注意が必要、でしょうか?足元付近に設置のスピーカーにしては音像の定位も良いような気がします。
しかし、樹脂と鉄で出来たドアなので、「鳴き」が気になることもあり、流行りの「デッドニング」を試してみたくなりました。
「鳴き」を抑えれば、低音がダンピングの利いた「引き締まった」ものになるように思います。

しかし、車両が「商用車」なので、ロードノイズも結構けたたましく、ノイズ対策を講じないことには、騒音を打ち負かそうとボリュームをどんどん上げてしまうことになりかねません。さてどうしたものでしょうか?
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コメント 2

monkey2859

こちらも非常に参考になりました!
ホント、はずすのめちゃ硬いのに、はめるのめちゃ簡単ですね!!

ありがとうございました!!
by monkey2859 (2011-03-17 03:10) 

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